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ここしばらくはミラノ・スカラ座漬けの毎日でした(オペラ含む) 今はちょっと感想をしたためる時間がないのでざっくりメモ程度に。 20日 コジョカルさんの動きがまだぎこちない。同様にフォーゲルも伸びやかさに欠けていて…。舞台全体にミスが多く、しかし、それでもコジョカルパワーはしっかりと刻み込まれました。仮死状態のジュリエットが本当にそう見えるのはさすがの一言(圧巻)。 21日 オシポワ解釈のジュリエットが新鮮。ABTのそれとも違いました。オシ・ワシの圧倒的な「動き」の力(求心力)で自分たちのロミジュリを完成させちゃった。これはすごいこと。ワシちゃんはやや自己陶酔ぎみだけど、それもいいか、って思う感じ。ラストまで突き抜けていった。爽快でした。 22日 コジョカル・フォーゲル両者の動きが見違えるほど伸び伸びと。本領発揮です。これはもうぐうの音も出ない、期待通りのロミジュリでした。恋にウットリしたい人、本来こうでしょ、なイメージを大事にする人はこっちかなー。とにかく丁寧で、素晴らしかった。 23日 予定変更になり鑑賞。オシポワのジュリエットは時折、意識が宇宙に突き抜けてしまうかのような人。ベッドに座っているとき、じわじわと首が伸び上がっていて怖かった。やはりコジョ・フォーゲルと別物。どちらも素晴らしい!ほぼフルスタンディングオベーションで、しばしのお別れ。 (メモ1) このバージョンのロミジュリは基本的に、構成がジュリエット寄りで、ロミオは何やってるんだかイマイチ読めません。必要ないくつかのフォローシーンをカットしているからです。 中盤以降、つまるところジュリエットの物語、なんです。 彼女が運命と闘い、どう幕を下ろしたか、の物語。 それを把握していれば、とても楽しいし、テンポ感がある作品です。 (メモ2) 3幕、ベッドの上で絶望を越えたジュリエットが微動だにしなくなるシーンがありますよね。 あれが物語の「キモ」だと思います。 (あえて対比するなら、もう一個はもちろんバルコニーのシーン。この二つの場面がクサビになってる) あのベッドの上で固まったジュリエットの「世界」。 あの瞬間、 あの一瞬 停止したジュリエットの中でなにかが弾ける。何かが決定される。 でね、 それが、コジョカルとオシポワのジュリエットでは違うんですよ。ジュリエットのたどり着く場所が。(それによって死ぬ際の感情の流れもがらりと変わっていました) うまくは説明できないけど。それが今回は、とてもとても面白かった。 (ここで検証のためアレッサンドラ・フェリのロミジュリDVDを見まくります。圧倒的なんだよね) ダンサーごとに解釈が違い、また演目自体が各国各カンパニーのそれと比べて違う。 とても素晴らしい事だと思います。あ、出来不出来・完成度の話は別ですよ。 このそれぞれの違いについてファンは自由に批評ができますが、僕の立場ではちょっとうまくありません。 結局「それは好みの差」だと思うからです。その違いの中から、新たな伝説・スターが生まれるのですから。 そんな感じでまとめる時間ができたらまた考察します。 (メモ3) チャンバラシーンが最終日までぐだぐだでした。気をつけないと危ないからヒヤヒヤしちゃった。
by takafumi_adachi
| 2013-09-22 22:09
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